ここは無錫にある蠡園の入り口風景。

蠡園の風景。
左の建物は春秋閣。

無錫観光では太湖が有名。
蠡園は太湖の北側にある蠡湖、通称五里湖の湖畔にある。

園内には五里湖の湖水を引き入れた池のある庭園が造られている。
池に架かる太鼓橋の風景。

蠡園の園内を通り五里湖の湖畔へ出る。
蠡園を囲む回廊、千歩長廊が湖畔に延びている。

蠡園から五里湖を望む。
左は蠡園に建つ湖心亭。
右は凝春塔。

千歩長廊を通り、凝春塔へ来た。
凝春塔は八角形の建物が五層建てになっている。

凝春塔の前はプールの様な、五里湖とは区切られた池があった。
今は埋められている様だ。

凝春塔と奥に建つ湖心亭。
蠡園は江南様式で造られた無錫の代表的な庭園の一つ。

観光船に乗って太湖の遊覧に出かけます。
龍をかたどった遊覧船です。

観光船からの太湖風景。
前述した様に、太湖のあるこの辺り一帯は古代には海で、東シナ海の西に位置していた。

その後、河川からの土砂が沖合に堆積し、外海から隔てられ、潟湖が形成され、原始の太湖が誕生した。
できたばかりの頃は海水のままの塩湖であったが、流れ込む河川により汽水湖となり、現在は淡水湖である。

太湖に浮かぶ島、太湖仙島。
これから、この島へ渡ります。

この島には野生のサルが住む。
太湖仙島は西鴨、大磯、小磯の三島からなり、太湖三山とも呼ばれる。

人に慣れていて、エサを手から取って行く。
太湖は中国五大湖の一つとされており、中国で第三位の大きな淡水湖。

小さくてかわいい、子ザル。
太湖やその周辺では江南様式の庭園には無くてはならない太湖石が産出される。

秋も深くなり、冬支度の母サル。
太湖仙島は古くは道教の修行の場になっていた。

太湖仙島の三山をつなぐ太鼓橋。

遊覧船からの風景。
ここは湖に突き出た半島にある黿頭渚公園。
その岬にある燈台。

遊覧船での観光はおしまい。
船着場を降り、黿頭渚公園へ向かいます。

黿頭渚公園の船着場近くの風景。

黿頭渚公園の門。
門には太湖佳絶処とある。
佳絶とは、この上なく良いさまの意味で、この黿頭渚公園は太湖のこの上なく美しい処である、と言いている。

黿頭渚公園の黿とはスッポンやウミガメの事で、ここは太湖に突き出た半島になっていて、その形が丁度スッポンの頭に似ている事から名付けられた。

無錫旅情の石碑。
無錫旅情の歌は紅白にも出場した演歌歌手、尾形太作の代表曲で、レコード大賞も受賞した。
歌詞の中には三山など太湖の風景が詠まれている。

道路沿いに建ち並ぶ屋台。
豆腐花とある。
豆腐の様に大豆と凝固剤で作るとろとろのデザート。

果物屋の屋台や前述の豆腐花の屋台が並ぶ通りの風景。
無錫の錫とはスズの事で、古来よりこの地ではスズを多く産出していた。
しかし採掘し過ぎ、資源を枯渇させたため、無錫となった。

蚕の繭から生糸を作る製糸場へ来ました。
これは乾燥させた繭を茹でている所。

機械で数個まとめて紡ぎ、生糸にする工程。

さなぎがいっぱい。
さなぎを炒めたり、佃煮にしたりして、食用にする事もある。

ここは寄暢園。
無錫市の西にある錫恵公園の中、南北朝時代に建立された恵山寺と言う古刹があり、その庭園。
写真の建物は池に泳ぐ鯉を賞でる亭、知魚檻。

寄暢園は細長い池を中心に、周囲を東屋と回廊が囲む造りで、中国造園における美への手法が随所に取り入れられている。

車の窓からの無錫風景。
運河沿いにびっしり無数の船があった。

無錫の観光はおしまい。
無錫駅の風景。

無錫駅のプラットホームにて。
列車に乗り込み、上海へ向かいます。