河南省の旅は洛陽へ。
洛陽は龍門石窟で有名。
ここはその北側の入り口ゲート。

龍門石窟は洛陽の街から南へ１０ｋ程の郊外にある。
石窟と言うのは岩山に開いた洞窟や岩盤をくり抜いて作ったほら穴に石仏などを安置し仏教寺院としたもの。

これは摩崖三仏龕。
メインの仏像は阿弥陀如来仏、釈迦牟尼仏、弥勒菩薩像の三仏。

摩崖三仏龕。
これら数多くの石仏は仏教彫刻として、固い岩盤を掘削し直接作っている。
龍門石窟は敦煌、雲崗と共に中国三大石窟とされる。

ここは惠簡洞。
唐の初頭のもので、仏像は弥勒菩薩像。

龍門石窟は伊河と呼ばれる川の西岸にある。
龍門石窟から対岸東側にある香山の風景。

ここは賓陽三洞。
下部にある一際大きな洞が三つあり、左から賓陽南洞、賓陽中洞、賓陽北洞。
龍門石窟の中でも古い石窟で、最初にできたのが真ん中の賓陽中洞で６世紀初めのもの。
初頭、南洞と北洞は一世紀程経って唐の時代になってからの物。

石窟寺院の一つ、万佛洞。
万佛洞は万もの仏像がある事から。
正面の壁はもとより、左右の壁の模様の様に見えるのも全て仏。
天井には蓮の花が描かれている。

万佛洞の本尊、阿弥陀如来像。
万佛洞は唐の時代に作られた。
現存する竜門石窟の多くは唐の時代の物。

岩盤に無数に開いている石窟。
龍門石窟としてユネスコの世界文化遺産に登録されている。

ここは奉先寺。
龍門石窟寺院の中で最も規模が大きい寺院。
その寺院の正面中央に鎮座するのがメインの仏像、盧舎那仏。
高さは１７ｍほどで龍門石窟の仏像の中で最大。

龍門石窟観光の目玉、奉先寺の右側に建つ巨大な石仏群。
小さな仏は数多くあり、大きなものとしては、写真左の文殊菩薩像、中央の天王像と右の金剛力士像。

奉先寺の文殊菩薩像とその周りに建つ数多くの小型の仏。
小型と言っても人の丈より高い。

奉先寺の天王像と金剛力士像。
岩盤をそのまま削って作られたとは思えないほど細かい所まで精巧に作られた石仏。

次の訪問地は関林廟。
その表門の風景。
三国時代の蜀の大将、関羽を英雄として祀った廟。

別名、関帝廟とも呼ばれる。
敷地内には展示室があり、関羽の像や関羽の愛刀、青龍偃月刀や衣冠など関羽ゆかりの品が展示されている。

中央は八角亭、左は牌坊。
右奥の壁の向こうには関羽の首塚がある。

ここは白馬寺。
塔は斉雲塔。
寺は仏教伝来の頃に建立されたと言われている。
境内には大きな池があり、ボートに乗る人たちがいた。

ホテルの庭園がきれいだったので写真を一枚。

夜、町中に出ました。
通りにあった食堂街の夜景。

沢山の屋台や食堂が出ていて、電球の灯りの下、にぎやかだった。

洛陽の観光はおしまい。
寝台列車にて南京へ向かいます。
洛陽駅の出発風景。