香港の旅は淺水灣と呼ばれるレパルスベイから。
穏やかな入江を持つ、美しいビーチだ。
レパルスベイの後ろには多くの高級高層マンションが建ち、ビーチリゾートとしてにぎわっている。

きれいな海と砂浜のレパルスベイのビーチは人気の海水浴場で、沢山の観光客が訪れる。
レパルスベイから続く、いかにも中国風情のあるここは天后廟。

天后廟とは航海や漁師の守り神として信仰を集める天后を祀る所。
正面の橋は長寿橋。
渡る毎に寿命が延びると信じられている。
その奥の八角形の建物は萬壽亭。

この門は千歳門。
天后廟にはカラフルで派手目の建造物が沢山ある。
ここには天后以外に様々な縁起物が集められている。

ここはタイガーバーム・ガーデン。
香港が誇る稀代のワンダーランド。
中国の故事・神話などをテーマに極彩色の建物やオブジェが並ぶ。
とても不思議でシュールな世界だ。

華僑出身の豪商、胡文虎は塗り薬タイガーバームによって莫大な富を築いた。
彼がその富を使い、個人の豪邸を香港に建てたのがタイガーバーム・ガーデンの始まり。
その後、テーマパークとして一般に公開された。

胡文虎が築いたタイガーバーム・ガーデンは香港以外にもシンガポールと中国福建省に残る。
筆者が訪れた時は名高い観光スポットとして人気があり、大勢の人が訪れていた。

晩年、施設は老朽化が進み、倒壊や落下の危険性が出て来たため閉鎖された。
その後取り壊され、マンションなどが跡地に建築された。

香港の有名な観光名所となっているのがビクトリア・ピークからの眺め。
ビクトリアが付く名前はいくつかあるが、それらは香港がイギリスの植民地となった時に、英国女王ビクトリアにちなんで付けられた。

ビクトリア・ピークから眺めたビクトリア・ハーバーと高層ビル群の風景。
植民地になる前のビクトリア・ハーバーはホンコン・ハーバーだった。

沢山の船が航行していた。
ビクトリア・ハーバーは船舶の航行量の多さが世界一として知られている。

夕食も兼ねて、夜の街を散策。
道路の上まではみ出した看板が特徴的だ。

筆者は高層ビルのレストランで名物の飲茶を頂いた。
味はもちろん、高層ビルの窓から見える街の夜景が素晴らしかった。

筆者は香港へはイギリス統治時代に訪問した切りで、中国への返還後は知らない。
ずいぶんと変わっただろうか。

夜景を見るために再びビクトリア・ピークへ。
ビクトリア・ピークへはピークトラムと呼ばれるケーブルカーで。
山頂駅まで途中に４駅あり、１８８８年開業と言う１３０年近くも歴史を持つ。

１００万ドルの夜景と評され、観光の中でも最も人気なのがビクトリア・ピークから眺めた香港の夜景。
高層ビル群やビクトリア・ハーバーが美しい。

昼間のビクトリア・ピークからの眺めも素晴らしかったが、夜景はひとしお素晴らしかった。
世界三大夜景ほ一つと言われるが、その三か所は文献によって異なる。

中国返還以前の香港入出国スタンプ。