ビヤエルモサから南東へ１１０ｋ、マヤ文明の代表的な遺跡の一つパレンケがある。
写真は碑文の神殿。

入り口から東へ入ると、南側直ぐに有るのが頭蓋骨の神殿。
手前の小さい建造物は、パカル王の墓を発見したメキシコ考古学者、アルベルト・ルスの墓。

頭蓋骨の神殿は、神殿入り口部分に頭蓋骨の彫刻が残る事から命名された。
クローズアップ写真の中央、外人さん二人の間の足元に心霊写真の様に頭蓋骨の彫刻が見える。

深いユカタンの密林の中に残るパレンケ遺跡の周辺にはジャングルの木々が生い茂る。
湿度の高い密林では木々にランやシダ類が着生している。

頭蓋骨の神殿の東側に、パカル王妃の墓が発見された１３号神殿が続く。
さらにその東側に建つ碑文の神殿の写真。
神殿部にマヤ文字の碑文が残る事から命名された。
神殿の下にパカル王の墓が発見された事で有名な建造物。

碑文の神殿前の広場を東へ進む。
左手は宮殿の東側。
その奥は太陽の神殿。

碑文の神殿前の広場から東側の方向、パレンケの南東に残る神殿群。
左側は十字架の神殿、右端は太陽の神殿、その奥に見えるのが葉の十字の神殿。

右の太陽の神殿と左奥の葉の十字の神殿のアップ。
マヤ文明の古代都市遺跡パレンケには、集落がいつ頃からできたかは、はっきりしていない。

碑文の神殿前の広場からさらに左を見る。
パレンケの中心に建つ宮殿がある。

さらに左を見る。
丁度、広場をはさみ、碑文の神殿の北側に残る１１号神殿の風景。

碑文の神殿の上に登ってみました。
宮殿を背景に筆者近影。

碑文の神殿の上から西側の風景。
手前が１３号神殿、奥が頭蓋骨の神殿、右側の奥へと続く道は入り口からの道。

碑文の神殿の上から見た東側の風景。
左側が十字架の神殿、右端が太陽の神殿。
遺跡調査から確認できる物は紀元前１世紀頃で、西暦３世紀頃から都市が形成されて行く。

宮殿の全景。
規模や形から王の住まいと考えられ、宮殿と呼ばれているが定かではない。
塔は４層になっており、天体観測に使われたと考えられている。

これから宮殿の中へ向かいます。
宮殿の前から南西方向、碑文の神殿の風景。
西暦４世紀頃から王を中心とする都市国家となり、パカル王朝時代の西暦７世紀頃に最も栄えた。
パレンケ遺跡に残る建造物の多くはこの時代の物。

宮殿の前から葉の十字の神殿の風景。
パカル王朝の長い繁栄は、さほど長くは続かず、３代目に隣国との戦いに敗れてしまい、９世紀には滅亡してしまう。

宮殿正面の階段。
結構、傾斜がきつい。
密林に打ち捨てられていた古代都市が発見されたのはスペイン人によって１８世紀中頃で、学術的な本格的発掘調査は１９世紀中頃からの事である。

宮殿内に入りました。
宮殿内の風景。
正面の塔は天文観測の塔。

天文観測の塔の下からの風景。
宮殿は遺跡のほぼ中央にあり、パカル王の王宮跡。
その宮殿の中に建つ天文観測の塔は、マヤの暦の元となった星々の動きを観察していた場所。

宮殿を下りて宮殿裏側へ向かう。
パレンケの遺跡内を今でも流れているオトゥルム川。
宮殿の真裏は地下水路になっている。
次は南東エリアの神殿群へ向かいます。

パレンケ遺跡の南東エリアに来ました。
写真は太陽の神殿。
パレンケのみならず、古代マヤ文明の遺跡の発掘において大発見と言えるのが、前述の考古学者アルベルト・ルスによるパカル王の墓である。

太陽の神殿の東側正面に葉の十字の神殿がある。
その神殿の上からの風景。
右側の大きな神殿は十字架の神殿、左奥に宮殿の天文観測の塔が見える。
これから十字架の神殿の上に登ります。

大きく高い神殿、十字架の神殿からの風景。
左は太陽の神殿、中央は１４号神殿、右が１５号神殿、右奥に碑文の神殿が見える。

十字架の神殿からの風景。
右は宮殿。

十字架の神殿からの風景。
パカル王の墓の発見までマヤ遺跡に残るピラミッドは、エジプトのピラミッドと同様に神殿や宗教儀式の場であると考えられていた。
しかし、それを覆し墳墓である事が立証された。

十字架の神殿から左手、葉の十字の神殿の風景。
パレンケ遺跡は古代都市パレンケと国立公園としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。

マヤの先住民族、インディオの人とのツーショット。
小柄な人が多い。