ここはエヴォラ。
首都リスボンから東へ１２０ｋほどにある街。
旧市街を取り囲む城壁の風景。

外周城壁北西に残っている水道橋、アグア・デ・ラプラタ送水路。
ポルトガル王ジョアンⅢ世の命で１６世紀中ごろに建築された。

城壁内、旧市街へ入ってきました。
ここはロイオス教会。
１５世紀に建てられたが、１８世紀にこの地を襲った地震に見舞われ再建された。

今に残る古代ローマ時代の神殿跡。
ロイオス教会の隣に残る。
初代ローマ皇帝アウグストゥスを称えるための神殿。
ローマ神話の女神ディアナを祀ったものとの言い伝えから一般にディアナ神殿と呼ばれる。

ディアナ神殿の北側にディアナ・ガーデンと言う公園があり、少し高台になっている。
その展望台から見たエヴォラの街並みの風景。

ディアナ・ガーデンの西側の通り、フランシスコ・ソアレス・ルジタノ通りから見た北側の風景。
城壁に囲まれた旧市街は全体がエヴォラ歴史地区としてユネスコ世界文化遺産に登録されている。

ディアナ神殿から南へ少し行くと、エヴォラの象徴的な建造物、エヴォラ大聖堂カテドラルが建つ。
大聖堂の北側からの風景。
重厚で要塞の様な武骨な石造りとなっている。

エヴォラ大聖堂
建築は１３世紀後半から１４世紀にかけて、完成には半世紀にもわたった。

旧市街からのエヴォラ大聖堂の風景。
エヴォラは古代ローマ時代から交易路の中心地として栄え、外敵からの侵入を防ぐ城壁を備えた城塞都市として発達した。

エヴォラ大聖堂から北東へ少し行くと聖ミカエル宮殿があり、その前の広場が高台になっている。
その高台から見たエスピリト・サント教会。
現在は地元の高校として使用されている。

エスピリト・サント教会の北隣に建つエヴォラ大学の白い塔。
１６世紀中頃に建てられたイエズス会神学校設立を基としている。
現在の大学は２０世紀のもの。