ケープタウンの郊外、東へ５０ｋ程にあるステレンボッシュの町へ向かいます。
ステレンボッシュが名高いのは南アフリカ産のワイン、ケープワインの産地として。
途中、車窓から見た火力発電所の巨大な冷却塔の風景。

ステレンボッシュのケープワインのワイナリーはいくつかあり、今回訪れたのはスピアー・ワインズ。
最寄りの鉄道駅、メトロレールのスピアー駅。
ケープタウン中央駅との間に近郊電車が走る。

ワイナリーのスピアー・ワインズへ到着。
入り口からゲストハウス方向の風景。

広々としたスピアー・ワインズの敷地。
ステレンボッシュの町は南アフリカではとても古い町で、ワインと大学の町として知られる。

スピアー・ワインズのぶどう畑風景。
スピアー・ワインズは自社の農場を持っており、白ブドウ、赤ブドウ共に栽培されている。

南アフリカでは１７世紀ごろからワインが造られて来た。
現在の生産量は世界１０番目くらい。
ステレンボッシュの気候は地中海性気候で、ブドウ栽培には適した地となっている。

南アフリカでのワインの生産はケープタウン近郊が多く、ワインランドとも呼ばれている。
南アフリカ・ワインを特にケープ・ワインと呼ぶ。

ワイナリーの敷地はとても広く、大きな池もあった。
池では多くの水鳥たちが羽を休めていた。

アンティークな荷車が置かれていたスピアー・ワインズ。
ステレンボッシュには大小２０ほどのワイナリーがあり、スピアー・ワインズはその代表的なワイナリーの一つ。

オープンテラスのテーブルに、おこぼれをもらおうと、池から上がって来たアヒルやカモたち。
とても人に慣れていて、近づいても逃げない。

敷地内の池で見かけたオオバンの親子。
クイナの仲間の水鳥。
日本にも渡り鳥としてやってくる。
ヒナがよちよちと泳ぐ姿が可愛かった。

敷地内の藪の中に潜んでいたノバリケン。
カモの仲間なのだが、水鳥ではなく、水辺に近い茂みや樹上で暮らす。
胸のまだら模様と顔の赤色が特徴。
日本では馴染みは無いが、食用として飼育している地域がある。

スピアー・ワインズはケープ・ワインのワイナリーでは最も古いワイナリーの一つ。
ドイツからの移民者によって設立された。

敷地内の外れに来ました。
ワイナリーの南西に流れる小川、イールスタ川と川に架かる木橋。

一通り敷地内を散策し終えたら、ワインの試飲とランチの時間です。
ここはスピアー・ワインズのゲストハウス。

ここはワイナリーなのだが、レストランやカフェ、ショップに博物館、劇場、ホテルなどを備えた総合的な施設。
観光客も多い。

お楽しみのワインの試飲。
その前に、ガイダンスとしてワイナリーの担当者から、ケープ・ワインについて説明を受けます。

こちらはスピアー・ワインズのショップ。
所狭しとワインボトルが山積みされていて、ケープワインをはじめ、いろいろなお土産を売っていた。

ランチもスピアー・ワインズ内のレストランで頂きました。
筆者は日本でも醸造所や蒸留所をめぐるのが好きで、ワイン醸造所では山梨の勝沼ワイナリー、ウイスキー蒸留所ではサントリー山崎蒸溜所やニッカ余市蒸溜所などを訪ねて試飲させてもらいました。

ワイナリーの一画に放し飼いにされていたチーターがいた。
猛獣を敷地内においているとは。

ワイナリーで飼われていたチーター。
食事後なのか、とてもおとなしかった。

ケープタウンへ戻る途中、車窓から見えたのは粗末な小屋。
ここは南アフリカの旧アパルトヘイト政策の一環として、都市近郊に設けられた黒人専用居住区。

これらのブリキ小屋群は非公式居住区で、貧困層が無許可で勝手に建てた家々。
アパルトヘイト廃止後も失業者は減らず、この様な地区に暮らす。