ここはシリア南部、ヨルダンとの国境まで１５ｋの所にある、古代ローマ遺跡のボスラ。
まず城塞シタデルへ。
城塞入り口へは外堀に掛かる石橋を渡る。

ボスラに残る遺跡で最も有名なのが、ローマ式円形劇場。
これはその舞台。
舞台背景建造物はそびえ立つ様に迫力満点で、演劇の際に観客席に音声が響き渡る様に設計されている。

観覧席風景。
１万人は入れたと言う、大規模なローマ劇場。
ここの特徴は少し黒っぽい所。
これは玄武岩を多用しているから。

観覧席上部からの舞台風景。
ローマ劇場は保存状態が良く、当時の姿をほぼ残している。
現在でも演劇やコンサートなどで、実際に使用されている。

城塞シタデルの北側に残る住居跡。
最盛期には８万人ほどが暮らしていた。
ボスラは紀元前２世紀頃、ヨルダンを中心にとしたナバテア王国の都市となった。

今はガレキと化してる都市遺構群。
ボスラ遺跡は、古代都市ボスラ、としてユネスコ世界文化遺産に登録されていたが、シリア内戦による荒廃で危機遺産へと移行されている。

遺跡の近くにあった、露店のお土産屋。
よく判らない金属製の骨董品が置かれていた。

遺跡近くのボスラの町。
器や民族衣装が売られていた。

今は小さな町となったボスラ。
ボスラの町で見かけた女の子。

この後、国境を越えてヨルダンへ。
シリア国境付近の風景。